RTX3080 & Ryzen9 & W簡易水冷で作るつよつよゲーミングPC!
こんにちは。
死にかけのじいちゃんです!
久々に自作PCのおはなしです。
廃ゲーマーの友人がPCを買い換えるとのことで、「自作はいいぞ?」と誘惑してみたところ、見事に騙された快い返事をいただけたため製作に至った次第です。
見てくださった方も多いと思います(ありがとうございます!)が、組み立ての様子はVOICEROIDの動画でまとめておりますので、よければブログの最後にある動画をご覧ください。
実のところ、ここ1年ほどはグラボの価格が高騰していたこともあり自作のメリットの1つである費用面での魅力が全くと言っていいほど無くなっていたのですが、最近ようやく価格も落ち着いてきたということで、製作に踏み切りました。
友人からの要望は「高くてもいいから長く使いたい」とのことで、予算は30万円ほど。どうせ他人のPCだしイカレた変態仕様にして遊んでやろうとか全く考えもつかなかったので、友人と真面目に相談しながらパーツ選びを行いました。
1. パーツ選び
最初にグラボから決めました。GeForce RTX3080を搭載したMSIの簡易水冷型です。空冷タイプに比べて個体数が少ないため興味本位で購入した面もありますが、もちろんいくつかメリットがあります。
1つは冷却力。通常RTX3080は空冷の3連ファンで冷やしますが、これはPCケースに取り付ける2連ファン+本体冷却用の空冷ファン1つで冷やします。冷却効率において水冷は空冷を上回るため、ゲームを長時間プレイする場合には能力を発揮してくれると思います。また、通常時はファンの回転数を下げることで騒音も空冷よりは減らせそうです。ただし、120mmサイズのファンのため、140mmのものと比べると騒音がやや大きくなるかも、という懸念はありました。
もう1つは動画でも触れましたがグラボ本体のサイズ(というか重さ)。このMSIのモデルは横幅271.4x高さ125.8x奥行44.3mm。通常の空冷だと横幅が300mm、奥行が500mmほどになるようです。サイズだけだと僅かな差にみえますが、ファンやラジエーター分がなくなるため体感ではかなり軽く感じました。空冷モデルより軽量な分マザーボードへの負担が少なく、サポートステー(ケースに柱を立ててグラボを支えます)が必要ないのはメリットです。あと単純にマザーボードからの取り外しやすいため、メンテナンスもしやすいはず。
あとはデメリットとしては耐久性が気になるところ。冷却液を循環させるポンプが稀に壊れると聞きますので、しばらく使ってみて様子見かな。
・CPU:AMD Ryzen9 5900x
・CPUクーラー:MSI MPG coreliquid K360
CPUはRyzen9の5900x。12コア24スレッド、定格3.7GHzのハイエンドモデルです。え?グラフィックが大事なゲーム用途においてハイエンドすぎるCPUは不要ですって?
うるせぇ!知ったことか!かっこよかったんだもーん!!
はい次。CPUクーラーについてですが、グラボと同じくMSIの簡易水冷で揃えてみました。120mm×3連ファンで5900xでもしっかり冷やしてくれるはず。ちなみに140mmファンにしなかった理由は、今回使用したFractal Designのケース(後述)のMaxが360mmだったためです。個人的に大きすぎるケースはあまり好きではなかったので、冷却や騒音を妥協した形です。
私としては初めて挑戦するCPU/グラボのデュアル水冷でしたので、ちゃんとサイズが収まってくれるかは正直不安はありました。結局のところは収まってくれたのですが結構ギリギリでした。焦ったぁ。。
・マザーボード:MSI MAG X570S Tomahawk Max WIFI
マザーボードもMSIで揃えました。これもハイエンド寄りでVRMヒートシンク(電源部分のこと)などの作りがしっかりしているものを選んでいます。WIFIモデルなのは友人宅の事情により無線が必須だったためです。
・PCケース:Fractal Design Meshify2 Compact
一度使ってみたかったFractal Designのミドルタワー型ケースで、自作erに優しい、メンテナンス性の高さが売りのシリーズです。上記画像の通り、デザインも良さげだったため購入しました。
・メモリ:G.SKILL Trident Z Neo DDR4-3600 16GB×2
電源は余裕を持って1000W。ホワイトなのもケースの色と合うので気に入りました。
OSはゲーム用途なのでWindows10を選んでいます。
そのほか、
・ケースファン:Thermaltake TOUGHFAN
・ストレージ:TOSHIBA HDD 2TB
を追加していますが、動画でも触れていないため割愛させていただきます。
2. 製作
実際の製作風景については下記の動画をご覧いただけると嬉しいです!
詰まった点としてはデュアル水冷にした関係で、ファンと本体を繋ぐパイプが思ったよりも邪魔になり、配線のごちゃごちゃも相まって、最初ケースに入りきらなかった失敗がありました。ケースサイズを大きくすればすんなりいったのですが、あまりかさばるのも嫌だなぁ...という気持ちもあり比較的コンパクトなモデルを選んでいたんですよね。。一応、裏配線や水冷パーツの向きを工夫することにより、何とか入れ込むことができましたが、デュアル水冷のときは大きめのケースを選んでおくのが無難かもしれません。
3. 動作確認 & ベンチマーク
↑ が完成写真です!
ガラスパネルで中がきれいに見えます。カッコイイ。
念のためCPU-Zで構成をチェックしてみます。
CPUはRyzen9 5900Xが認識。
メモリは認識されているものの、DDR4-2132の設定になっていました。3200を出すにはBIOSで設定が必要みたいです。
今度やっておこう。
あとはグラボだけベンチマークを撮りました。
3D Markのスコアです。
ネットに転がっている情報よりもやや低いスコアな気もしますが、それでも16,000超えるのは立派なスコアです。流石3080。
最後に肝心のFPSゲームの使用感について。
動画にも載せましたが、フレームレートを計測しながらAPEX LEGENDSを友人にプレイしてもらいました。
結果としては、FULL HD・高画質設定においても大部分で200FPSを超えており、240FPSに貼りつく場面が多かったことから、快適にプレイできていたといえます。ただし一部、最初の降下時や戦闘時などで200FPSを切る場面がありました。
144Hzモニターならオーバースペック、240Hzで適正といったスペックなので数年はゲーム用途でしっかり活躍してくれるPCに組み立てられたと思います。
正確に計測できておらず申し訳ないのですが、数十分プレイしていた限りではフレームレートが落ちることはなかったため、温度上昇による性能制限(サーマルスロットリング)も発生していないと考えられます。夏場やベンチマークでもう少し負荷をかけたりして試すとまた違った結果になるかもしれませんが。
以上!
簡単ではありますが今回行った作業のご報告でした!
久々の自作で手こずった部分もありましたがちゃんと仕上がってくれてほっとしております。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
ほなまた~